GISソフト比較|無料・有料の選び方ガイド

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目次

GISソフトは目的に合ったものを選ぶことが重要です。

この記事では、無料・有料のGISソフトを比較し、用途別の選び方を解説します。


GISソフトの種類

デスクトップGIS

パソコンにインストールして使うソフトです。

特徴:

  • 高機能な分析が可能
  • 大量データの処理に強い
  • オフラインでも使える

代表例: QGIS、ArcGIS Pro

WebGIS

ブラウザで使うGISサービスです。

特徴:

  • インストール不要
  • 複数人での共有が簡単
  • 場所を選ばずアクセス

代表例: ArcGIS Online、Google Earth Engine

モバイルGIS

スマートフォン・タブレットで使うアプリです。

特徴:

  • 現場でのデータ収集に最適
  • GPS連携でリアルタイム位置取得
  • オフライン対応のものも

代表例: QField、ArcGIS Field Maps


無料GISソフト

QGIS

項目 内容
費用 完全無料(商用利用可)
対応OS Windows、macOS、Linux
特徴 高機能、プラグイン豊富、Python連携
学習コスト 中程度

おすすめポイント:

  • 無料で本格的なGIS分析が可能
  • 1000以上のプラグインで機能拡張
  • PyQGISでカスタマイズ可能
  • 活発なコミュニティ

注意点:

  • 公式サポートなし(コミュニティベース)
  • 日本語資料は増加中だが英語が多い

Google Earth Pro

項目 内容
費用 無料
対応OS Windows、macOS
特徴 3D表示、時系列画像、使いやすい
学習コスト 低い

おすすめポイント:

  • 直感的な操作で初心者向け
  • 過去の衛星画像を閲覧可能
  • KMLファイルの作成・編集

注意点:

  • 分析機能は限定的
  • 本格的なGIS処理には不向き

GRASS GIS

項目 内容
費用 無料
対応OS Windows、macOS、Linux
特徴 ラスター分析に強い、学術向け
学習コスト 高い

おすすめポイント:

  • 高度なラスター分析機能
  • 長い歴史と実績
  • QGISから呼び出し可能

注意点:

  • 操作が独特で学習コスト高め
  • 初心者には難しい

地理院地図

項目 内容
費用 無料
対応 Webブラウザ
特徴 国土地理院の公式地図、日本全国対応
学習コスト 低い

おすすめポイント:

  • 高精度な日本地図
  • 各種ハザードマップ
  • 作図・計測機能あり

注意点:

  • 日本国内のみ
  • 高度な分析には別ツールが必要

有料GISソフト

ArcGIS Pro

項目 内容
費用 年間約50万円〜(Basic)
対応OS Windows
特徴 業界標準、高機能、サポート充実
学習コスト 中程度

おすすめポイント:

  • GIS業界のデファクトスタンダード
  • 充実した公式サポート・研修
  • ArcGIS Onlineとの連携
  • 豊富な日本語資料

注意点:

  • 高額なライセンス費用
  • Windowsのみ対応

ArcGIS Online

項目 内容
費用 年間約6万円〜/ユーザー
対応 Webブラウザ
特徴 クラウドベース、共有簡単、すぐ使える
学習コスト 低い

おすすめポイント:

  • インストール不要
  • Webマップの公開が簡単
  • モバイルアプリとの連携
  • テンプレート豊富

注意点:

  • 高度な分析はDesktop版が必要
  • クレジット制で使いすぎ注意

MapInfo Pro

項目 内容
費用 要問合せ
対応OS Windows
特徴 ビジネス分析向け、Excel連携
学習コスト 中程度

おすすめポイント:

  • ビジネスユース向け
  • Excel連携が得意
  • 日本でも導入実績多数

注意点:

  • ESRI形式との互換性に注意
  • 近年はArcGISにシェアを奪われ気味

SuperMap

項目 内容
費用 要問合せ
対応OS Windows、Linux
特徴 3D対応、大規模データ処理
学習コスト 中程度

おすすめポイント:

  • 大規模データの処理に強い
  • 3D GIS機能が充実
  • 比較的安価

用途別おすすめ

初めてGISを使う方

おすすめ: QGIS または Google Earth Pro

理由:
- 無料で試せる
- 日本語対応
- 学習資料が豊富

測量・土木業務

予算あり: ArcGIS Pro
予算なし: QGIS

ポイント:
- 座標系の取り扱いが重要
- CADデータとの連携
- 大量データの処理性能

商圏分析・マーケティング

おすすめ: ArcGIS Online または MapInfo

理由:
- 人口統計データが使える
- レポート出力機能
- 非GIS専門家でも使いやすい

現場データ収集

おすすめ: QField(QGIS連携)または ArcGIS Field Maps

理由:
- オフライン対応
- GPSで位置取得
- 写真の位置紐付け

研究・学術利用

おすすめ: QGIS + GRASS GIS

理由:
- 無料で高度な分析
- 再現性のある処理(スクリプト化)
- 論文での引用実績多数

選び方のポイント

1. 予算で選ぶ

予算 おすすめ
無料で始めたい QGIS
年間10万円以下 ArcGIS Online
年間50万円以上 ArcGIS Pro

2. 目的で選ぶ

目的 おすすめ
まず試したい QGIS、Google Earth Pro
本格的な分析 ArcGIS Pro、QGIS
共有・公開 ArcGIS Online
現場入力 QField、Field Maps

3. サポートで選ぶ

重視点 おすすめ
公式サポート必須 ArcGIS
自力で解決できる QGIS
研修を受けたい ArcGIS

4. 連携で選ぶ

既存システムとの連携を確認

・CADソフト(AutoCAD等)との連携
・Excelとの連携
・社内システムとの連携
・クラウドサービスとの連携

比較一覧表

ソフト 費用 難易度 機能 サポート
QGIS 無料 ★★★ ★★★★ コミュニティ
Google Earth Pro 無料 ★★ なし
ArcGIS Pro ★★★ ★★★★★ 公式
ArcGIS Online ★★ ★★★ 公式
MapInfo 中〜高 ★★★ ★★★ 公式

まとめ

無料で始めるなら:

  • QGIS がおすすめ(機能十分、将来性あり)

サポート重視なら:

  • ArcGIS シリーズがおすすめ

選ぶときのポイント:

  1. まず無料ツールで試す
  2. 必要な機能を見極める
  3. 予算とサポートのバランス
  4. 将来の拡張性も考慮

参考・一次情報


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最終更新: 2025年1月

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